08.お便り
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半径50kmの拠りどころ
時速およそ4kmの歩み。休まず、それを絶えず続けることは難しい。しかし半日頑張れば、50km先くらいまでは徒歩で辿り着けると言われています。 対して、様々な交通手段を使えば、簡単…
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微かな脈動
日本ひいてはアジアにおける海原の交通と文化の大動脈、瀬戸内海。様々な地域や国々との交易に深く関わり、瀬戸内海の交通と文化発展の流れを促すと共に、現在まで続く海の平穏をもたらしたのは…
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暖色の冬の朝
船に乗り慣れていない人は、港と海面を揺れ動く船の狭間に脚を出すことすら少々怖気づいてしまうものですが、船乗りはテンポよく、デッキに乗っていきます。まず船長が乗り込み、ロープを軽…
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流入
かつて瀬戸田港は、日本の交易の拠点として知られていました。瀬戸田に運ばれてきていたのは、日本の各地、近隣諸国で育まれた珍しく豊かな食材たち。食材の坩堝となることで、瀬戸田は大いに賑…
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“Welcome Rituals” 歓迎の式
Azumi Setodaは旧堀内邸時代の主の嗜好、主を受け継いだ窪田氏の嗜好が掛け合わさり、ひとつの形を成しています。丸ごと刷新をしたのではなく、この地に生まれ育った人、魅力を感じ…
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令和三年三月一日
瀬戸田の海に流れ込む、速い潮と穏やかな潮。それぞれが互いにぶつかり合うと、蕨のような渦潮が形成されます。巻き起こるのは、入り江や潮の通り道。海水の満ち引き、潮の流れは月や太陽といっ…